にいまるいちはち後記
唐突を承知で書き出しをさせていただくなら
私をよく知る方々から「それ何回も聞いたよ」と
話す前に煙たがられる事を承知で書き出しをさせていただくなら
幼い頃から私は、
「アンパンマン」で言うところの
「バイキンマン」がとても好きで、
最終的に「アンパンチ」でもって
ご自宅へと飛ばされる度、
「あぁ…」と唸らせていただいたものだ。
何故こんな意地の悪い奴に惹かれるのか
見るからに不健康そうな唇に惹かれるわけでもない
何故いつも嫌われる事をしてしまうのか
それを知りながらも
そうしか拘わる術を知らないのではないか
否、それを知りながらも
そうしか拘われないのではないか
彼は多分、
人と深く拘わろうとする時の私と
似ている。
「市民の皆様からいただいた血税とも言うべき税金から、一嗜好品の為に使う理由は一切ありません!」
と話す貴方に、単純に、問いたい。
その"一嗜好品"に価格の半分以上税金を
上乗せしている事を、そもそもご存知だろうに…
「だから喫煙者を優遇しろ」
と言いたいのではない
「菓子にも珈琲にも消費税以外の税金をかけろ」
と言いたいのでもない
つまらない演説を早朝から止めろ!と
私は、単に言いたいのである。
近所の小さな商店が
店を閉めました。
それはまるで
小さな町の夜道を照らす街灯を
失ったかのようで
様変わる歳月のありふれた情景のようで
ただ物悲しく
ただただ立ち昇る紫煙に
交わした笑顔を浮かべるのでした。
出会いとは得てして不思議なもので
この一年はIT系の人間と数多く出会した
誰もが知る大手に各々勤める方々の中に
トーシローがひとり…
横文字専門用語の羅列だけで
「御馳走様でした」の白旗
如何に自分が無知であるか
如何に独学が非効率か
基礎すら会得せずこの歳まで
自分が来てしまったのか…
痛感するには充分でした
それでもやはり
知識のある人間の会話は興味深く
それでいて
ITの行く末は果てしなく恐ろしい。
自分は自分の居場所を作る事が苦手なのだろうか
大した欲をかくわけでもないのに
「あら、なんだ、狙ってきたわ」
「あら、いやだ、奪われちゃった」
「もう、じゃあ、別のとこ行こかしら」
幾つか隣りの球がベクトルを持ち
幾つもが動かずとも伝わり
何時からか端に追いやられた為に
何処かへ飛ばされる
そんな、まるで、ニュートンのゆりかご
社会不適合者とは多分、
こういった私の事であり…。
「私は父の、
本当に些細な事、
至らないところにはすぐ気付くくせに
亡くなる日の朝、
苦しんでいた事に気付きもしませんでした
いえ、
気付こうともしませんでした」
「私は父が、
動けなくなるまで
冷たくなるまで
何も出来ませんでした
いえ、
何もしなかったのです」
何処かの話であったように
世界一の宝石を見つける事が
旅の、人生の、最終目的だとしたら、
多分、
それはもう見つけていて、
その旅は既に
終えているのだと思う
ゆえに、
こうした無気力且つ無機質な毎日は
「めでたし めでたし」のその後
誰が疑おうと
誰も認めなかろうとそれは
世界一綺麗な宝石であり
これから他に何を望む事も貪欲強欲
ただの、
七つの大罪の類いなのです。
「自分は孤独だ」と感じるのはいつでも
誰かが隣りにいないからでも
この季節の夜が長いからでもない
ただただ泣きついて
ただただ引き寄せて
ただただ抱きしめて
引き付けすら起こしながら吐き出す胸の内に
ただただ「そうだね」と諭す
そんな存在がまさに
この世界にではなく
自分の世界に証明されない事そのもの
最後に。
日々ご訪問いただき、
お礼や新たな情報等をコメントくださり、
本当に感謝しています。
愚かな事に私は、
誰かに興味を持っていただいたり
誰かに評価していただいたりしなければ
まともには生きていけない人間なのです。
そんな中、
たった144記事にもかかわらず、
毎日5000前後のアクセス(pvではなく)をいただき、
「助かります!」「ここにもあります!」と
わざわざコメントをいただいたり、
…たったひとり作る私にとって
どれだけ救いになるか…
有り難いばかりです。
ここのところ、
新たな記事を追加させられていませんが、
既存記事の情報更新や
利便性向上の為の目次機能作成に
只今奮闘しておりますゆえ
ご許容いただけたらと思います。
何処かの喫煙所で
何処かの喫煙席で
私を見つけたらお声かけください。
時にはスーツ、
時には色褪せた黄土色のニット帽、
眼鏡は常時着用していますゆえ
同じ喫煙者の貴方との出会い、
お待ちしております。
今年一年、
ご愛顧いただき本当にありがとうございました。
非力な人間が誰かの役に立てていましたら
とても光栄です。
来年、皆様にとって良い一年でありますように。
今後とも「駅前喫煙所LaB.」と
管理人ぶんた共々
よろしくお願いいたします。
youtu.be
今でもあなたはわたしの光